車の免許で運転できるトライクタイプのハーレーはヘルメットを使う必要がない

トライクはトライサイクルの略称で、三輪バイクとも呼ばれています。トライクの多くは後輪が二つ付いている形状であり、一般的なバイクよりも安定性に富んでいるのが大きな特徴です。また、トライクは日本の法律ではバイクではなく自動車として扱われます。そのため、運転には車の免許が必要です。
見方を変えればバイクを運転するのに必須である自動二輪免許を取得していなくてもトライクの運転は可能と言えます。これはハーレーでも例外ではありません。ハーレーの運転には大型二輪免許を持っていることが条件ですが、トライクタイプなら車の免許さえ持っていれば運転ができます。二輪免許を新たに取得する手間をかけずにハーレーを走らせることができるのです。

また、トライクならではの特徴として運転時にヘルメットの使用義務がないことが挙げられます。法律上は自動車の一種なのでヘルメットを使う必要がないと見なされるためです。ヘルメットを使わないことで走行時の空気の流れをより鮮明に感じることができます。
トライクはバイク並みの爽快感と自動車の安定性を併せ持つ理想的な車両と言えますが、その一方で体をむき出しにした状態で走行することによる危険性を無視することはできません。ヘルメットの使用義務こそありませんが、走行の際は安全を何よりも重視することがトライクタイプのハーレーを乗りこなす心得と言っても過言ではありません。

ハーレーに限らず、トライクは一般的なバイクの数割から五割以上の高値で販売されることがほとんどです。バイクの車輪を増やし、走行時の安定性を増すための改造を施す費用が上乗せされていることが高額化に繋がっています。また、トライクタイプのハーレーはバイク初心者からハーレーを乗りこなすベテランまで様々な人に好まれているため、中古車でも高値が付くのは珍しいことではありません。